• 診療時間
    9:30~13:00/14:30~18:30 【土曜】9:00~13:00/14:00~16:00
    休診日
    木曜・日曜・祝日 ※祝日のある週の木曜は診療あり(16:00まで診療)

一般歯科

むし歯治療

むし歯は初期状態だと、ほとんど痛みがありません。
つまり、ズキズキと痛んだり、冷たいものが歯にしみたりする場合は、症状がある程度進行している可能性があります。
むし歯は進行すればするほど治療が難しくなり、費用や来院回数も増えるのが特徴です。歯を失うリスクも高まります。そのため、早期発見・早期治療がむし歯治療には欠かせません。最近歯科医院に行ってないという方は、後回しにせず、一度当院でお口の中をチェックしませんか?

むし歯を発症させる3つの要因

むし歯を発症させるには、3つの要因があります。
ミュータンス菌など数種類の口腔内細菌が関係すると言われていますが、それだけで必ずむし歯になるとは限りません。

むし歯の発症や、進行には以下のような要因が関わってきます。

むし歯菌

お口の中の細菌数が多いほど、むし歯は発症しやすくなります。そのため、歯科医院でのクリーニングと、ご自宅での丁寧なブラッシングによって、細菌の少ない口腔内の環境を維持することが重要です。

糖質

お口の中の糖分を餌として、むし歯菌は酸を排出します。歯は非常に硬いものの、酸には弱い性質を持っています。そのため、糖分の摂取を控えることはむし歯予防に効果的です。

歯質

人によって歯質が強かったり弱かったりと個人差があります。歯質を強化するために、クリーニングの際に行うフッ素塗布が効果的です。

むし歯の進行

1

初期段階

歯の表面のエナメル質が溶け始めます。透明感を失い、白濁状になります。まだ歯に穴が開く状態ではなく、自覚症状もありません。

2

エナメル質のむし歯

エナメル質の溶解が進み、歯に浅い穴ができます。歯痛の自覚症状はありません。場合によって甘い食べ物がしみることがあります。

3

神経に近いむし歯

むし歯の症状がさらに進み、エナメル質の下層にある象牙質まで穴が開きます。むし歯の部分が黒ずみ、冷たい物や甘い物がしみます。歯痛を感じることもあります。

4

神経に到達したむし歯

むし歯が神経の深部にまで到達します。歯には大きな穴が開き、安静時にも痛みを伴います。甘い物や冷たい物に加えて、熱い物もしみるようになります。

5

末期のむし歯

むし歯が一層進み、歯の大部分が溶けてしまいます。神経は既に機能せず、痛みを感じません。このまま治療をしないと、歯根の先に膿がたまり、歯ぐきが腫れます。

院長からのメッセージ

「末期のむし歯」の症状まで進行すると、歯冠が溶けて無くなり、根の部分だけが残っている状態です。
根の部分の治療はとても時間がかかり、治療も1回で治るわけではありません。また治療を行っても症状によっては完全に完治できない可能もあります。
当院では、患者様のお口の状態を適切に把握し、一人でも多く歯を失わないよう取り組んでいます。

入れ歯治療(義歯)

入れ歯治療は健康保険を適用できるのが特徴です。材料や治療法は限られますが、費用をリーズナブルに抑えられます。また、メンテナンスに関しても保険適用となっています。
ただ、「より噛める入れ歯が欲しい」「見た目のよい入れ歯にしたい」「装着時の違和感を抑えたい」などのニーズがある方には、オーダーメイド義歯をご用意しています。自費治療となりますが、最新の治療法を取り入れているため、快適にご利用いただけるのがメリットです。

全身の予防にもつながる入れ歯治療

咀嚼に必要な歯を失うと、お口だけではなく体全体にも悪影響を及ぼします。たとえば、唾液の分泌が少なくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛む際の刺激が脳に伝わらなくなるため、認知症を促進させるといった研究結果も明らかになってきました。表情筋も衰えてしまい、全体的に老けた印象で見られがちになります。
以上のようなデメリットも、お口に合った入れ歯でしっかりと噛めるようになれば解消できるケースがほとんどです。健康で長生きする秘訣は、よく噛める入れ歯にあると言っても過言ではありません。

入れ歯(義歯)の種類

※当院では、基本的には保険適用のレジン床義歯をおすすめしています。レジン床義歯は慣れるまで、装着時に違和感を覚えるのは確かです。ただ、型取りや調整などを丁寧に行えば、問題なく使い続けることが可能です。患者様のご要望によっては保険適用外の義歯を提案いたします。

レジン床義歯(保険適用)

歯肉の部分が歯科用プラスチックで作られていて、留め金を歯に固定して装着します(部分入れ歯の場合)。プラスチックなので厚みがあり、違和感を覚えたり、食事の温度を感じにくかったりします。一方でリーズナブルに作製できる点、修理をしやすい点などがメリットです。

金属床義歯 (保険適用外)

●ゴールド床

長所
  • 適合が良い
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 見た目が美しい
  • クラスプが目立ちにくい
  • 熱伝導に優れている
  • 鉤歯に優しい
短所
  • 重い(チタンの4倍、コバルトの2倍)
  • 金属代が単価
料金 ¥227,500(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●チタン床

長所
  • 安全性が高い
  • 金属味がしない
  • 丈夫でしなやか
  • 耐食性に優れている
  • 軽い(コボルトの1/4、コバルトの1/2)
  • 鉤歯に優しい
短所
  • 自費診療になる
料金 ¥345,200~¥458,700(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●コバルトクロム床(レギュラータイプ)

長所
  • 薄く作れる
  • 丈夫
  • 熱伝導に優れている
  • 鉤歯に優しい
短所
  • まれに金属味がすることがある
料金 ¥266,300~¥356,700(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●コバルトクロム床(エコタイプ)

長所
  • レギュラータイプとほぼ同等のメリットがあり、リーズナブル
短所
  • レギュラータイプより少し厚くなる
  • 設計は保険に準じる
  • メタルアップは鉤歯のみ
  • まれに金属味がすることがある
料金 ¥115,500(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

スマートプレミアムタイプ(保険適用外)

●チタン併用スマートプレミアム

長所
  • 安全性が高い
  • 金属味がしない
  • 丈夫でしなやか
  • 耐食性に優れる
  • 軽い(ゴールドの1/4、コバルトの1/2)
  • 鉤歯に優しい
  • 煮沸消毒ができる
  • ソフトタイプより丈夫で長持ち
短所
  • 自費診療になる
料金 ¥242,600~¥338,300(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●Co-Cr床併用スマートプレミアム

長所
  • 薄く作れる
  • 丈夫
  • 熱伝導に優れている
  • 鉤歯に優しい
  • 煮沸消毒ができる
  • ソフトタイプより丈夫で長持ち
短所
  • まれに金属味がすることがある
料金 ¥214,500~¥287,100(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●エコCo-Cr併用スマートプレミアム

長所
  • レギュラータイプとほぼ同等のメリットがあり、リーズナブル
  • 煮沸消毒ができる
  • ソフトタイプより丈夫で長持ち
短所
  • レギュラータイプより少し厚くなる
  • 設計は保険に準じる
  • メタルアップは鉤歯のみ
  • まれに金属味がすることがある
料金 ¥154,500~¥184,200(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

●スマートプレミアム(樹脂のみ)

長所
  • 軽い
  • 金属アレルギーの人に有効
  • お出かけ用として使用する場合に有効
  • 煮沸消毒ができる
  • ソフトタイプより丈夫で長持ち
短所
  • たわむので鉤歯に負担がかかり、歯槽骨の吸収をおこすことがある
  • 支持がないので沈下して疼痛をおこすことがある
料金 ¥105,600~¥135,300(税込)
※金属の値段により料金が変動する可能性がございます。

親知らず

親知らずを抜歯するべきかどうかは、一人ひとりのお口の状況によって異なります。ただ親知らずが中途半端に生えていたり、横向きだったりする場合は抜歯を検討します。なぜなら、歯並びが悪くなったり、むし歯・歯周病のリスクが高まったりするためです。

将来的にお口のトラブルを引き起こしやすいかどうかを含めて、親知らずの処置には精密な検査・診断が必要です。少しでも親知らずに関して気になることがあれば、お早めにご来院ください。

親知らずの抜歯について

抜歯が必要なケース

痛みや腫れなどのトラブルを引き起こしているケースは、抜歯を検討します。そのほか、むし歯や歯周病のリスクが高い場合、歯並びの悪くなる可能性がある場合などは抜歯をおすすめします。

抜歯が必要ではないケース

親知らずが正しく機能していれば抜歯の必要はありません。具体的には、まっすぐに生えてきて、他の歯に影響を及ぼすこと無く、ブラッシングにも特に問題がない状態です。

訪問診療

運動障害や身体の麻痺があると、口腔ケアが難しく、口腔内の自浄作用も働かなくなり、お口のトラブルが増加します。その際に有効なのが訪問歯科診療です。歯科医師や歯科衛生士がご自宅や高齢者向けの施設などに赴いて診療を行っていきます。寝たきりや認知症などで通院が難しい患者様に対して、歯科医院で行うのと、ほぼ同一の診療メニューを提供いたします。具体的には、むし歯や歯周病治療、入れ歯のメインテナンス、口腔筋のトレーニングなどです。お口の状態は、体全体の健康と密接な関係があります。当院では歯科の分野から、患者様がより快適に過ごせるようサポートいたします。

訪問診療の重要性

「お口の中が汚れていて不快」「入れ歯がきちんと合わない」「食事を快適にできない」などのお悩み。しかし、歯科医院に通うのは難しい……。そのような患者様におすすめなのが訪問診療です。 訪問診療で定期的にお口の中をクリーニングしていけば、むし歯や歯周病、誤嚥性肺炎などの予防にもつながります。お口の中に不具合があると、食欲や運動機能の低下が顕著に見られます。ぜひ訪問診療を受けて、口腔内の環境を維持・改善するように努めましょう。

当院の訪問診療への取り組み

自分の口や歯で食事を摂るための治療

お口の機能が低下すると噛む力や飲み込む力が衰えます。すると、食事の際に栄養を十分摂取できなくなるので、全身にも影響が出てきます。そこで当院の訪問診療は、食事を快適に楽しめる状態に回復していくことを目指すのが特徴です。必ずその日の体調を考慮したうえで治療を行います。ご安心ください。

口腔ケアによる機能回復

当院では、訪問診療において器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを組み合わせた治療を行うのが特徴です。口腔内の汚れを取り除きつつ、マッサージやトレーニングを続けることで、噛んだり、飲み込んだりなどお口の機能回復を目指します。口腔ケアを続けると、誤嚥性肺炎や嚥下痛の発症リスクが低くなると言われています、

お口の清潔を保つ丁寧なアドバイス

口腔内の細菌が多いと、むし歯や歯周病のリスクが高まります。特にシニアの方の場合、注意すべきなのが誤嚥性肺炎です。これは嚥下機能が低下することで、お口の中の細菌が唾液と一緒に肺のなかへ間違えて入ってしまう症状です。肺炎は日本人の死亡原因の第三位に位置しています。できるだけ早く口腔ケアを受け、お口を清潔な状態にキープしていきましょう。

対象

寝たきりや車椅子での生活など、体の不都合により通院が困難な患者様が対象です。
訪問診療をご希望の場合は、患者様やご家族の皆様、施設の担当者より当院へお問い合わせいただき、現在の状況についてお伝えください。

診療の流れ

  • Step01
    訪問診療のお申込み

    訪問診療をお申し込む際は、お電話にて承っています。FAXをお持ちの場合は、問診票をFAXすることもできますので、ご相談ください。生年月日・保険の種類・お体の状況・アレルギーの有無・訪問希望日時、診療場所などについて詳しく伺います。その後、訪問日程を決めていくのが基本的な流れです。

  • Step02
    検診・治療とご説明・ご相談

    決められた日時にスタッフが訪問し、お口の中の検査をいたします。その後、検査結果と患者様の健康状態をもとに、治療計画を詳しくお伝えいたします。お口の中を検査した際、すぐに対応が必要な箇所がある場合は、その部分の治療を最優先で行っていくのでご安心ください。

  • Step03
    治療終了

    治療計画に沿って治療を進めていきます。主なトラブルが解消すれば治療終了となります。ただ、入れ歯の調整やお口のクリーニングなど、気になる部分があれば、ご納得するまで治療を行いますので、ご安心ください。

  • Step04
    メンテナンス

    治療終了後は、必要に応じて、口腔ケアや定期検診を行います。ご要望などありましたら、お気軽にご相談ください。